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台風14号2020最新の進路予想図は?気象庁/米軍/ヨーロッパを比較!

天気/災害

10月5日(月)9時
日本の南で発達中の熱帯低気圧が
台風14号(チャンホン)になりました。

現段階で予報円がまだ大きく、進路予想が不確実です。

こちらでは台風14号2020(チャンホン)の
・現在の状況
・気象庁/米軍/ヨーロッパの進路予想の比較
・日本への被害予想や影響
についてまとめています。

台風時には大規模な停電・断水のリスクだけでなく、大雨での河川氾濫、浸水などのリスクもありとても心配です。

新たな情報を更新していきますので、ぜひこちらの記事を参考に防災対策を行ってください。

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1.台風14号2020(チャンホン)現在の状況は?

10月12日9時現在

【10月12日(月)9時現在】

熱帯低気圧(TD)

現在の位置: 小笠原近海
強さ:
中心気圧:     1004hPa
方向・速さ:    南 ゆっくり

 

台風14号(チャンホン)は南へと移動しながら勢力を弱め、小笠原近海で熱帯低気圧になりました。

この後はしばらく小笠原近海で停滞するとの予想です。

小笠原近海の海面水温が28℃前後と高く、台風へと発達しそうな条件ではあるものの、上空の風の流れなどの様子から、今のところは再発達はしない見込みです。

ただ週末16日(金)あたりに、日本へ接近する気圧の谷の影響で再び北上する可能性があります。

17日(土)にかけて前線と共に本州に近付く予想もありますので、今後の動向も注意しておきましょう。

 

10月11日9時現在

【10月11日(日)9時現在】

現在の位置: 八丈島の南南東約130km
強さ:
中心気圧:     992hPa
方向・速さ:    東 20km/h
中心付近の最大風速: 23m/s
最大瞬間風速:    35m/s

台風14号(チャンホン)は八丈島の南あたりを東に向かって進んでいます。

その後は南よりへと進路を変え、明日12日(月)の朝ごろまでに熱帯低気圧へと変わるとの予想です。

台風の活発な雨雲が伊豆諸島から離れて雨のピークは過ぎましたが、記録的な大雨の影響で地中には多くの水分が含まれていると予想されます。

多い所で総雨量が600mmを超えていますので、天気が回復したあとも、しばらくは土砂災害に警戒してください。

 

10月10日10時推定

【10月10日(土)10時推定】

現在の位置: 潮岬の南約160km
強さ:
中心気圧:     985hPa
方向・速さ:    北東 20km/h
中心付近の最大風速: 30m/s
最大瞬間風速:    40m/s

台風14号(チャンホン)は紀伊半島の沖を北東に進み、台風の勢力は少しずつ弱まっているようです。

しかし秋の台風としては速度が遅く、日本の太平洋側付近に長く留まるため、長く続く大雨に警戒が必要です。

本州付近に秋雨前線が停滞している影響で、紀伊半島から関東の広い範囲に活発な雨雲が広がっています。

すでに総雨量が500mmを超えている所もあり、台風の進路に近い伊豆諸島付近では、今夜にかけて激しい雨が降るおそれがあります。

浸水や河川氾濫、土砂災害などにじゅうぶん警戒してください。

台風の進路はこの先、東から少し南よりに変わるとの予想です。

 

10月9日16時推定

【10月9日(金)16時推定】

現在の位置: 足摺岬の南南東約220km
強さ:    強い
中心気圧:     970hPa
方向・速さ:    北北東 ゆっくり
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

台風14号(チャンホン)は当初より徐々に東寄りへと進路を変えています。

上陸の可能性もほぼなくなったようです。

名古屋や東京などへの主要な都市への影響も小さいと予想されていますが、進路に近い紀伊半島・房総半島・伊豆諸島などは警戒が必要です。

 

10月9日5時現在

【10月9日(金)5時現在】

現在の位置: 足摺岬の南約270km
強さ:    強い
中心気圧:     965hPa
方向・速さ:    北 10km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

強い台風14号(チャンホン)は、四国の南を北に向かって進んでいます。

九州・四国・中国・近畿地方の一部が風速15m/s以上の強風域に入っています。

この先は進路を北東に変わる予想で、11日(日)の朝にかけて四国や本州にかなり接近すると見込まれています。

既に暴風警報が発令されている地域もあります。

当初予想されていた上陸の可能性は低くくなりましたが、接近前のうちから大雨や暴風にはじゅうぶん警戒しましょう。

10月8日21時現在

【10月8日(木)21時現在】

現在の位置: 種子島の東南東約260km
強さ:    強い
中心気圧:     965hPa
方向・速さ:    北北東 15km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

鹿児島県・宮崎県・高知県などの一部が風速15m/s以上の強風域に入っています。

台風14号(チャンホン)はこの後、速度をあまり上げることなく四国沖へと北上。

明日9日(金)からは進路を北東に変え、紀伊半島から東海沖へ。

10日(土)から11日(日)朝にかけて東日本へ接近・上陸するおそれがあります。

引き続き今後の情報に注意してください。

 

東海道新幹線の計画運休の可能性もあるようです。

10月8日6時現在

【10月8日(木)6時推定】

現在の位置: 南大東島の北東約260km
強さ:    強い
中心気圧:     970hPa
方向・速さ:    北北西 20km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

大東島地方・奄美地方・種子島・屋久島などが風速15m/s以上の強風域に入っています。

明日9日にかけて北上を続け、あまり速度を上げないまま10日にかけて四国の南へと向かう見込みです。

週末には東寄りに向きを変えて紀伊半島沖へ。

11日(日)の午前中にかけて東日本にかなり接近、または上陸するおそれがあります。

ただまだ東へ進路を変えるタイミングを特定することが難しい状況ですので、最新の情報を確認するようにしてください。

10月7日15時現在

【10月7日(水)15時現在】

現在の位置: 南大東島の東約380km
強さ: 強い
中心気圧:     970hPa
方向・速さ:    西北西 20km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

台風14号(チャンホン)は「強い」勢力となって日本の南を西北西に進んでいます。

このあとも台風は海面水温の高いエリアを進むため、さらに勢力を強めながら北上。

明日の朝には大東島に近付くとの予想です。

その後は奄美近海で進行方向が東寄りに変わると見込まれています。

このタイミングで速度がかなり遅くなることが予想されていますので、影響が長引くおそれがあり、付近の方は大雨や暴風対策など十分に心掛けてください。

特に10日以降の台風の速度を読むことが難しく、進路やタイミングなどがいまだに定まりません。

進路が北寄りに変わる9日(金)頃までには、絞られてくると予想されています。

台風は高気圧に沿って進みますので、現在日本の南東あたりにある高気圧が北へ向かって勢力を強めれば、台風も陸地へと近付く可能性があります。

引き続き今後の情報をチェックしましょう。

10月6日15時現在

【10月6日(火)15時現在】

現在の位置: 日本の南
強さ:
中心気圧:     992hPa
方向・速さ:    ほとんど停滞
中心付近の最大風速: 23m/s
最大瞬間風速:    35m/s

台風14号(チャンホン)は勢力を少しずつ強めており、画像でも台風の渦が次第にはっきりとしてきているのが分かります。

あさって8日(木)には沖縄の東海あたりで「強い勢力」になる予想です。

週末にかけて発達しながら北西に進む予想で、奄美や九州に接近するおそれがあります。

ただその後は予報円が大きいことからも分かるように、まだ進路予想が不確実です。

日本列島の南に沿って東に進む予想はされていますが、10日(土)以降は予報円がとても大きく、11日(日)15時の予報円は九州から関東を覆うほどにまだ予想ができません。

現段階では、進路やスピードの予想の幅が非常に大きく、正確に絞り込むのが難しい状況です。

予報円は70%の確率で台風の中心が入る範囲で、円の大きさは台風の強さや大きさではありません。

高気圧の勢力・ジェット気流の位置・気圧の谷の近づくタイミングなどによって、進路が大きく変わりますので、こまめに最新の情報を確認しましょう。

10月5日15時現在

【10月5日(月)15時現在】

現在の位置: 日本の南
強さ:
中心気圧:     996hPa
方向・速さ:    ほとんど停滞
中心付近の最大風速: 18m/s
最大瞬間風速:    25m/s

新しい情報では7日(水)には「強い勢力」へと発達しそうです。

まだまだ予報円が大きく、予報の不確実性を表しています。

予報円とは70%の確率で台風の中心が入る範囲です。

予報円の大きさを決めるには2つの要素があり、台風の進行方向の予想幅と速度の予想幅で決まります。

予報は日が経つごとに精度が良くなってきますので、こまめに情報をチェックしましょう。

早いうちに台風対策、大雨対策を!

10月5日9時現在

【10月5日(月)9時現在】

現在の位置: 日本の南
強さ:
中心気圧:     998hPa
方向・速さ:    西へゆっくり
中心付近の最大風速: 18m/s
最大瞬間風速:    25m/s

日本の南に位置しています台風14号(チャンホン)は、現在のところしばらく西に進んだ後に、北へと進路を変える予想をされていますが、進路がまだ不確実です。
予報円が非常大きいのは、台風の大きさや強さではなく、進路の不確実性を表しています。
今週の後半に西日本や沖縄などに接近する可能性がありますので、引き続き今後の情報に注意してください。

2.台風14号2020(チャンホン)気象庁の進路予想は?

 

台風第14号

【10月9日(金)8時実況】

位置: 足摺岬の南南東約280km
強さ: 強い
中心気圧:     965hPa
方向・速さ:    北北東10km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

【10月9日(金)18時予報】

位置: 足摺岬の南東約170km
強さ: 強い
中心気圧:     965hPa
方向・速さ:    北北東15km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

【10月10日(土)6時予報】

位置: 潮岬の南約80km
強さ: 強い
中心気圧:     970hPa
方向・速さ:    北東 15km/h
中心付近の最大風速: 35m/s
最大瞬間風速:    50m/s

【10月11日(日)3時予報】

位置: 勝浦市の南東約140km
強さ: 
中心気圧:     985hPa
方向・速さ:    東北東 25km/h
中心付近の最大風速: 30m/s
最大瞬間風速:    40m/s

【10月12日(月)3時予報】

位置: 日本の東
強さ: 
中心気圧:     994hPa
方向・速さ:   東30km/h
中心付近の最大風速: 20m/s
最大瞬間風速:    30m/s

 

後ほどアメリカとヨーロッパの進路予想についてもまとめていますが、世界各国の予報を見ていると、沖縄を西進するものから、本州の南を東進するものまで、まだ予想進路には大きな幅があります。

この先どのような進路をとるかは、高気圧の勢力の影響や、上空のジェット気流の位置次第で変わりますので、予測の誤差が非常に大きい段階です。

進路次第では各地への影響が大きく変わります。

予報は日が経つごとに精度が良くなってきますので、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

3.台風14号2020(チャンホン)米軍合同台風警戒センターの進路予想は?

アメリカ・ハワイの米軍合同台風警戒センター/JTWCが発表する情報です。

本来の目的は、アメリカ政府機関が利用するための情報ですが、一般の人たちもアクセスすることができます。

サイトに飛んだ後は、画面右側の「TC Warning Graphic」の項目をクリックすると、最新の進路予想を見ることができます。

米軍/10月9日4時現在の進路予想

米軍の進路予想でも上陸の可能性は低そうです。

最接近は10日(土)から11日(日)にかけての予想。

 

米軍/10月6日15時現在の進路予想

米軍合同台風警戒センター(JTWC)の進路予想では9日に東へ進路を変え、日本列島の南に沿って関東方面へ進む予想です。

※台風の通過時間は、Zを単位とする数字の部分です。
※日本時間は時差の9時間を足した時間になります。
※KTSは速さの単位のノット(約 0.514m/s)を表しています。

米軍/10月5日5時30分現在の進路予想

画像引用元:米軍合同台風警戒センター(JTWC)

画像中央下に「IMAGE TIME:04/2030Z」の表示がありますが、協定世界時刻で「10月4日20時30分」の意味です。

これに日本との時差の9時間を足したものが日本時間となります。

ですので上記の気象衛星写真は日本時間で日をまたいで10月5日(月)早朝5時30分現在のものです。

赤い矢印の「TD 16W」と表示されている部分が台風14号の位置です。

 

次に進路予想図です。

日本時間で表示しています。

画像引用元:米軍合同台風警戒センター(JTWC)

九州沖まで北西に進んだあとに北へまっすぐ、九州へ上陸しそうな予想図です。

※台風の通過時間は、Zを単位とする数字の部分です。
※日本時間は時差の9時間を足した時間になります。
※KTSは速さの単位のノット(約 0.514m/s)を表しています。

4.台風14号2020(チャンホン)ヨーロッパ中期予報センターの進路予想は?

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の進路予想情報です。

欧州の機関でもアジアの予報を行っています。

日本の気象庁・米軍のサイト予想よりも長く、ヨーロッパ中期予報センターでは10日後まで予想していることが特徴です。

また精度は世界で最も高く、スーパーコンピューターで分析して予想をしています。

ただ日数が経つほど正確さに差は出ますので、参考にしながらこまめなチェックは必要です。

ヨーロッパ/10月6日現在の進路予想

【10月9日(金)9時予想】

【10月10日(土)9時予想】


昨日の予想よりもスピードがゆっくりのようです。
10日(土)に九州の南あたり。
そして昨日の予想よりも台風が大きいです。

 

【10月11日(日)9時予想】


11日(日)に和歌山付近、関東に近付くのは11日から12日にかけてでしょうか。

まだ進路予想が変わる可能性は大いにありますので、最新の情報をチェックしましょう。

ヨーロッパ/10月5日現在の進路予想

【10月5日21時予想】

画像右下に発生して間もない台風14号が見えます。

【10月6日21時予想】

【10月8日21時予想】

8日には現在よりもかなり発達しているのが分かります。

中心の色が黄色→黄緑→緑→濃緑と濃いほど気圧の低さを表しています。

【10月10日21時予想】

10日には東よりに進み四国沖に位置しているのが分かりますね。

画像引用元:ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

 

ECMWFでも世界標準時(協定世界時刻)で表示されており、サイトへ飛ぶと天気図上部に「

Monday 5 Oct, 12 UTC」などと日時の表示があります。

「UTC」というのが世界標準時の意味で、こちらでも米軍(JTWC)と同じように日本との時差の9時間を足したものが日本時間での画像となります。

ですので「Monday 5 Oct, 12 UTC」は日本時間の「10月5日21時」となります。

サイトへ飛び、画像下の日付部分でボタンを押すと動画として台風の進路予想も確認できるので分かりやすいですよ。

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予想進路図

5.台風14号2020(チャンホン)まとめ

台風14号(チャンホン)は10月6日15時現在、日本の南でほとんど停滞中。

8日(木)には沖縄の東海あたりで「強い勢力」になる予想です。

週末にかけてさらに発達しながら北西に進む予想で、奄美や九州に接近するおそれです。

その後の進路予想はまだかなり幅があります。

台風14号(チャンホン)は10月5日9時現在、日本の南を西へゆっくり進んでいます。

まだ進路が定まらず、米軍とヨーロッパの進路予想でも違いがありました。

進路が変われば影響のある範囲も大きく変わりますので、こまめなチェックが必要です。

7日(水)には「強い勢力」へと発達する予想です。

台風接近の場合は、西日本・東日本ともに大雨のおそれもあります。

今の早いうちに避難経路や避難場所の確認、防災グッズなどの対策をしておきましょう。

今後も追って新しい情報を更新していきます。

 

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